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オロロン鳥の卵は、何故洋梨に近い個性的な形をしている?

写真は、こちらからお借りしました。
オロロン鳥の卵は、普通の卵と違って、洋梨に近い個性的な形をしています。
これは、何故なのでしょうか?
オロロン鳥の卵は、何故洋梨に近い形個性的な形をしている?
鳥の卵は、いわゆる卵型をしていますが、中には個性的な形のものもあります。
例えば、フクロウの卵は、非常に球形に近い形をしていますし、北海道のオロロン鳥の卵は円錐・洋梨に近い形をしています。
オロロン鳥の卵

写真は、こちらからお借りしました。
一説には、球形の卵を産むには卵管で殻ができるまで時間がかかるため、活動的な鳥であるツバメなどの種は、生活に無理がないように細長い卵を生み、逆にあまり動かないフクロウなどは球形の卵を産むといわれています。
また、鳥の生む卵の形と、鳥の骨盤が関係しているという説も有力です。骨盤が狭い鳥は細長い卵を、広い鳥が球状の卵を産むというものです。
が、この2つの説にあてはまらない鳥がオロロン鳥です。
オロロン鳥は、正式にはウミガラスといい、ウミスズメ科に属する鳥です。
この鳥は、岩棚(いわだな)に多く巣をつくり卵を産みます。
が、もしもそこから卵が落ちたらひとたまりもありません。
そこで、転がりにくい洋梨型の卵を産む必要があったといいます。
今のところ、どの説も決定的なものではありません。
卵という大自然の産物も、まだまだ未知の分野のひとつなのです。

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