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「失礼します」と手刀を切るのは何故? - 手刀は教えられたものではなく自然に出る動作

人の前を横切るとき、腰をかがめて手刀を切りながら、「失礼します」と言って通ります。
これは、何故なのでしょうか?
手刀を切るという仕種は、自然に出る本能的な動作
考えて見ると、この手刀を切るという仕種は、別に教えられることなく、思わず出るもので、自然に身についている動作のようです。
これは、動物の本能とも言える仕種のようです。
動物は、それぞれ縄張りをもって生きていますが、その中によそ者が入ると、動物は不安になったり、恐怖心を抱いたりして、いつもはおとなしい動物でも、突然攻撃に出るものもいます。
つまり、手刀を切る動作は、相手のそんな不安を和らげる仕種。
すなわち、「あなたの縄張りを通らせていただきます」という意味が込められています。
この仕種は、日本人独自のものですが、日本人は相手の領域と自分の領域を分けたがる人種。
なので、手刀を切って、自分の領域を少しだけ作ることになります。
外国人の場合は、スマイルで人前を横切りますが、日本人ほど律儀ではないにしても、やはり相手の緊張感を和らげるために、微笑むというわけです。
微笑む犬

写真はこちらからお借りしました。
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