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名刺の大きさは、どのように決まった?

今では、特にビジネスマンにとって、なくてはならない存在になっている名刺。
この名刺の大きさは、いったいどのように決まったのでしょうか?
名刺の大きさは、どのように決まった?
今や、世界中のビジネスマンが持つようになった名刺。
1980年代に起こったCI(コーポレート・アイデンティティ)ブームのお蔭で、色・ロゴマークは個性的なものが増えましたが、そのサイズについては、あまり変わったものは見ません。
日本で使われている名刺のほとんどは、55X91mmという妙に中途半端なサイズ。
実は、江戸時代には既に和紙に手書きした名刺が使われていたようで、黒船で来航したアメリカの使節団と、江戸幕府の役人が、名刺を交換したという記録も残っています。
が、その大きさについては、特に記録されていません。
ただ、戦後メートル法に変わる以前から、名刺の標準サイズは現在のものとほぼ同じ1寸8分X3寸と決まっていたといいます。
これがルーツといえそうなのは、1854年にフランスの写真家が、「写真入り名刺」の特許をとっていて、その大きさが57X92mmと、現在のサイズに近いものでした。
結局は、手のひらに乗る手ごろなサイズが、ずっと使われてきたということらしく、どこの国の名刺もほぼ同じくらいの大きさのようです。
名刺は、いわばビジネスマンの顔。
この顔は、大きすぎても小さすぎてもいけないようです。
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カテゴリ:[雑学]