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男性は、何故ささいなことで暴力をふるう?


以前、電車の中で、「足を踏んだ」「いや、踏んでいない」で大ゲンカになり、銀行員が若者4人に殴り殺されるという事件がありました。
この事件では、犯人も被害者も、すべて男性でした。
これが女性であれば、素知らぬ顔をしてもすみそうなものですが、男性の場合、そうはいかない理由があります。
暴力をふるう男性には、パーソナルスペースが狭い傾向がある
結論を先に書くと、それは男性の「パーソナル・スペース」の問題です。
一般的に言って、男性は女性よりも暴力性向が強いですが、特に暴力をふるいやすいタイプの男性は、パーソナル・スペースが広い傾向があります。
これは、アメリカの精神科医キンゼルが、実験によって明らかにしています。
キンゼルは、刑務所に服役中の囚人を暴力的なタイプとそうでないタイプに分け、それぞれの囚人に実験者を近づけ、パーソル・スペースの大きさを調べました。
その結果、暴力的な囚人とそうでない囚人とでは、パーソナル・スペースの広さに明らかな違いが見られたのです。
暴力的な囚人は、非暴力的な囚人よりも4倍も広いパーソナル・スペースをもっていたのです。
そして、暴力的な男性ほど、パーソナル・スペースがより広く、「足を踏んだ」「いや、踏んでいない」というような話でカッカするというわけなのです。
さらに、キンゼルの実験で、以下のようなことも判りました。
普通の囚人が、前方にパーソナル・スペースが広いのに対して、暴力的な囚人のパーソナル・スペースは後方に広かったのです。
そのため、後ろから「ちょっと肩が当たった」「後ろに立たれた」というくらいのことでも、暴力的な男性は、頭に血が上ってしまうのです。

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カテゴリ:[雑学]