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キリンの首は何故長い? - 「必要は首長の元」


キリンの首は長いですが、これは一体何故なのでしょうか?
キリンの首は何故長い?
キリンは、動物の中で、一番長い首をもっています。
子供のキリンで2m、大人になれば5mにもなる、背高のっぽ。
反面、キリンは草食動物の中では鈍足(どんそく)。
時速50kmくらいでしか走れません。
また、食べ物に関しては、木の高さが草原でひときわ目立つアカシアの枝葉を好んで食べる、なかなかのグルメです。
こうした条件が、キリンの首を長くしました。
足が遅い分、敵の襲来(しゅうらい)を高い位置から180度近い広角の目で、いち早く発見します。
そして、大好物のアカシアを悠々とほうばるため、といった必要が生んだ首でした。
ところで、キリンの心臓は、血液をあれだけ長い首の上まで送り上げなくてはなりません。
これは、かなりの負荷です。
野生のキリンの血圧は最高で300mmHg、平均でも260/160mmHgと、人間の約2倍に達します。
もちろん、その分血管の壁も強靭にできており、また急激な血圧の変化を吸収する「ワンダーネット」というしくみもあり、これらすべてが長い首に適応しているのです。

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カテゴリ:[雑学]