- category *
- Title list *
- RSS *
- Admin
理髪店の看板の赤と青と白の模様は何を表わしている? - 動脈と静脈と包帯

理髪店の店先にある、赤、青、白がグルグル回っている看板。
あの看板には、どのような意味があるのでしょうか?
結論を先に書けば、あの赤は人間の動脈を、青は静脈を、白は包帯を表わしています。
中世ヨーロッパでは、理髪店が簡単な外科医も兼ねていた
それでは、何故理髪店がそんな意味の看板を置くようになったのでしょうか?
それは、中世ヨーロッパでは、理髪店が簡単な外科医も兼ねていたためです。
医学が現在のように発達する前、うんだ傷口などをちょっと切ってもらうには、刃物を使い慣れている理髪店が一番だったというわけです。
その頃の医療というと、体内の悪い血を腕から取る「放血術(ほうけつじゅつ)」が中心に行なわれていました。
そして、赤、青、白の看板は、この放血術を施した腕を意味していたのです。
看板の考案者は?
この看板は、1540年に、フランスの床屋・メヤーナキールが考え出し、彼のお店の看板に用いたのが始まりです。
その後、床屋が外科医をしなくなっても、看板だけが残り、日本にも普及することになります。
それだけ、デザイン的に高度で、目立つものだったということなのでしょう。
「さっぱりしすぎたワン」

写真はこちらからお借りしました。

- 関連記事
-
カテゴリ:[雑学]