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クジャクの羽は何故目玉模様なのか? - 美しい羽の正体

クジャクには、他の鳥にはない大きな特徴があります。
そうです。あの美しくて大きな羽です。
動物園などで、クジャクが「バッ!」と羽を広げたとき、思わず感動してしまうのは、おそらく私だけではないでしょう。
しかし一体、あの美しい羽は、何のためにあるのでしょうか?
クジャクの目玉模様には、美しさを誇示するだけでなく敵を脅かす効果がある
クジャクのあの美しい羽は、一説には、オスがメスに対して求愛のデモンストレーションを行なうためにある、と考えられています。
しかしながら、実はもうひとつ、大切な役目がありました。
クジャクの羽の模様を良く見てみると、楕円形の目玉のような模様が無数にあることが分かります。
実はこの目玉模様には、敵を脅(おど)かす効果があるのです。

人間も、カラスやハトなどの対策のために、畑やベランダに目玉印を掲げることがあるように、クジャクも敵がくると、パッと羽を広げて目くらまし作戦に出ます。
動物は、本能的に目のあるところが急所ということを知っているので、目玉模様に向かって跳びかかります。
すると、クジャクは羽の2、3本を残して、スタコラサッサと逃げおおせることができるというわけです。
つまり、あの美しい模様は、ただ美しさを誇示するためだけではなく、生きるために必要不可欠な防衛手段にもなっていたのですね。
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カテゴリ:[雑学]