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8本足の「タコイカ」はタコ? それともイカ?

この生物は、「タコ」なのでしょうか? それとも、「イカ」なのでしょうか?
タコとイカは親戚
「ねえ、君とボクの違いってなあに?」「うーん。何だろう」

タコとイカの仲間は、軟体動物の頭足類(とうそくるい)に属す親戚です。
どちらも頭が胴体と足(腕)との間にあり、足が頭をとり巻くようについているのが特徴です。
タコとイカの違いといえば、まず挙げられるのは足の数で、タコの足(腕)は8本、イカは10本ということになります。
「タコイカ」はどっち?
ところが、北海道の近海や日本海の一部に生息する「タコイカ」と呼ばれる変わり者は、胴長約30cm、頭と胴体はイカらしいのですが、足が8本なので、タコなのかイカなのか、ちょっと迷ってしまう姿形をしています。
おそらく、それでタコイカという名前がついたのでしょう。
タコイカ

写真は、こちらからお借りしました。
さて、このタコイカですが、実はイカなのです。
普通、イカの場合は10本ある足のうち、2本は触腕(しょくわん)という先端のほうにしか吸盤のない腕をもっているのですが、タコイカにはこれがないのです。
それで足が8本ということになり、タコかイカか迷ってしまうわけですが、正真正銘のイカです。
おわりに
「タコもイカもうまいニャンが、やっぱり、刺身が最高だニャー」

写真は、こちらからお借りしました。
今日は、8本足の「タコイカ」は、タコかイカかという話でしたが、イカがでしたか?
しかし、頭と胴体がイカで、足がタコとは、まことにややこしい生物ですね。
こんなにややこしいと、本人も自分がタコだかイカだか分からず、さぞや困っていることでしょう。


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カテゴリ:[雑学]