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えっ? 3本指で食べるのが、ヨーロッパの上流階級の証だった?

日本人がどんどん海外に旅行するようになった昨今、以前ほどマナーの悪い人は少なくなってきたとはいえ、スープを音をたてて飲んだりする人はまだまだいるようです。
とはいえ、かの国とても、18世紀にフォークが普及するまでは、手づかみで食事をしていました。
そればかりか、貴族でさえ、鼻は手でかむのがよしとされていたほどなのです。
ヨーロッパでは、ローマ時代から11世紀ごろまで、貴族も平民も手づかみで食事をしていました。
11世紀の十字軍のころから、次第にエチケットに関心をもつようになり、教養のある人は薬指と小指を使わずに、他の3本の指でつまんで食べるようになりました。
が、普通の人は相変わらず5本指で食べていました。
1530年代の作法書には、
「指は必ず3本だけ使って食べること。間違っても5本全部使ってはならない。上流階級かそうでないかはここで見分けられる」
と書かれています。
3本指で食事をすることは、上流階級の証だったわけです。
でも、わざわざ3本指で食べるなんて、カッコつけるのも楽ではありませんね。

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カテゴリ:[雑学]