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「生ハム」は、本当に「生」なのか?

ハムは、一般家庭の食卓によくのる肉の加工食品ですが、「生」がついて生ハムとなると、ちょっと高級なイメージがあり、そう簡単に口に入るものではありません。
ところで、この「生ハム」なのですが、本当に「生」なのでしょうか?
「生ハム」は、本当に「生」なのか?
本当に生であれば、火が通っていないということになりますが、生ハムにも火は通っています。
生ハムが普通のハムと違う点は、くん煙温度なのです。
普通のハムのスモークやボイルの温度は63℃以上の高温で行なわれます。
が、生ハムの場合は、逆に低温で、じっくりと時間をかけて行なわれてスモークされ、乾燥されてつくられるのです。
このようにつくることで、タンパク質の凝固や変質を防ぐので、「生に近い味が出る」ということで「生ハム」と呼ばれているのです。
その加工時間は、一ヶ月もかかるものもあり、このように手間ひまがかかるため、値段も高くなるわけです。
ところで、もうひとつ勘違いしそうな名前のハムがあります。
それは「手づくりハム」です。
このハムは、実際に手でつくっているわけではなく、これもやっぱり機械でつくっています。
それでは何故手作りかというと、普通のハムよりも手間ひまかけてていねいにつくられるので「手づくり」といっているだけのことです。

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カテゴリ:[雑学]