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カール・ベンツ夫人の好奇心が、「ベンツ車」をつくった?

商品としての自動車を初めて製造したのは、1885年、バンツ車をつくったドイツのカール・ベンツです。
今では、ベンツは世界中の人に愛されており、日本でも高級車として人気の高い車のひとつとなっています。
ところで、優れているのはカール・ベンツだけではなく、夫人のベルタ・ベンツもまたしかりで、ガソリン自動車で長距離を旅した最初の人とされています。
この自動車旅行は、そもそも息子のオイゲンとリヒアルトが、母親をそそのかして実行したものなのですが、当時の普通の母親であれば、いくら息子に頼まれたからといっても、自動車の長期旅行などという危険なものは承知しなかったでしょう。
が、ベンツ夫人は、好奇心旺盛な女性だったので、その計画に賛同したのでした。
さて、3人は、ある日の早朝、カール・ベンツのつくった二馬力三輪車で、マンハイムの自宅から180キロ離れた親戚の家までの旅を決行するのですが、その途中、皮のブレーキライニングが切れたり、キャブレターの燃料パイプが詰まったり、はたまた点火ワイヤーが切れたりと、さまざまな故障に遭遇したのです。
中でも、最大の問題はパワー不足で、坂を登るのに一苦労、何度も車の後押しをしたということです。
無事、旅行から戻った夫人たちは、カール・ベンツにこの旅行の体験談を話しました。
カール・ベンツは、その体験をもとに、自動車の改善をはかり、坂を登るためのギアをもうひとつつけ足したといわれています。
そして、そののち、改良した自動車を大量生産しました。

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カテゴリ:[雑学]