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東大総長告示の「やせたソクラテスになれ」とは?

演説草稿や、結婚式の祝辞などであれば、多少読み誤りがあってもご愛嬌ですまされますが、総理大臣の施政演説方針など、一語を読み飛ばしたら大問題で、野党の集中攻撃を受けることになります。
ところが、読み飛ばしたことで、流行語になった言葉があります。
それが、「やせたソクラテス」です。
流行語になった「やせたソクラテスになれ」とは?
事の起こりは、昭和39年3月28日の夕刊各紙に掲載された、大河内一男灯台総長の告示です。
新聞記事では、「太った豚になるより、やせたソクラテスになれ」と述べたと書かれていました。
ところが、この日、東大の卒業式に出席した卒業生はやその父兄は、この一節を聞いていなかったのです。
事の真相は、総長が「太った豚…」の一節を読み飛ばして「やせたソクラテスになれ」と言ってしまったのです。
新聞各社には、事前に予定原稿を送っておいたので、そのまま記事になったわけですが、その場で聞いていた人たちは、何のことやら分からず、目を白黒させたということです。
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カテゴリ:[雑学]