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ルービック・キューブは、日本人が既に発明していた?

1980年から1981年にかけて、ルービック・キューブ(Rubik's Cube)という回転式の立体パズルゲームが日本で大流行しました。
このルービック・キューブは、日本人が既に発明していたということをご存じですか?
ルービック・キューブは、日本人が既に発明していた
ルービック・キューブは、日本人の性格に合っていたためなのか、上陸以来、爆発的な大ヒットとなりました。
その波紋は海賊版騒ぎまで引き起こしたほどで、発売後約半年弱で120万個を売りつくし、戦後最大のヒット商品といわれました。
が、このルービック・キューブを売り出すにあたり、製造・販売権を獲得した玩具会社ツクダオリジナル(2002年度末に倒産)は、とあることから大慌てをするはめになります。
ルービック・キューブは、ハンガリーの建築学者エルノー・ルービック(Rubik Erno, 1944年7月13日 -)の考案になる、9個六面体の玩具ですが、実は、これとまったく同じ原理の玩具が、「回転式立体組み合わせ玩具」として、昭和52年(1977年)に茨城県の石毛照敏(いしげ てるとし)氏によって特許出願され、昭和55年(1980年)に公告されていたことが判明したからです。
つまり、ルービックキューブと同じ動作原理の玩具の特許を、日本人の石毛照敏氏も取得していたわけです。
「ルービック・キューブも面白いニャンが、やっぱり、刺身だニャー」

結局、ツクダオリジナルは、石毛氏に対し、卸売価格の1.5%の特許使用料を払うことで合意に達し、無事発売となりました。
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