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「火事場の馬鹿力」はどうして出る?

人間は、思ってもみない急場に直面したとき、自分が普段もっていない力を発揮することがあります。
例えば、地震の後に、母親が下敷きになった子供の上にある障害物を持ち上げたり、火事のときに、気がつくと普段であれば動かすこともできないような、重い金庫を運んでいたりといったような場合です。
普段、力を出すときは、運動神経が筋肉に命令を出します。
が、急場となると、交感神経が、人の意志とは無関係に、生体の維持のために働くのです。
普段、人が持ち上げられる重量は、自分の体重と同じくらいまでとされています。
ところが交感神経の指令が筋肉に伝わると、それが一挙に2倍くらいになるのです。
普段からこのような力を出していると、筋肉が壊れてしまうおそれがあるために、制限がかかっているのです。
ちなみに、プロのスポーツ選手がトレーニングを続けるのも、この交感神経を効果的に発揮させるためでもあるのです。

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カテゴリ:[雑学]