Super源さんの雑学事典

江戸時代の「初鰹」の値段は、月給並みだった?

初鰹

今では、初夏の風物詩として一般家庭の食卓にも気軽に登場する初鰹(はつがつお)ですが、江戸時代には非常に高価な食べ物でした。

江戸っ子には、何でも人より早く見たり食べたりしたいという、江戸っ子気質「初物好き」もあり、初鰹はどんどんその価値が上がっていったのです。

江戸っ子が、最もこの初鰹に情熱を傾けたのは、天明年間(1781~1788)の頃で、最も高価な食べ物だったのは、文化年間(1804~1817)の頃でした。

文化9年3月25日に初入荷した初鰹は、高級料亭へは2両1分、歌舞伎役者の中村歌右衛門が屋から買ったときには3両という値がつきました。
当時の最下級の武士の月給が3両1人扶持(ぶち)だったので、ほとんど同じ値段だったのです。
現在のお金に換算すると、約15万円、大卒サラリーマンの初任給の近いものがあります。

江戸っ子の見栄と意地っ張りは相当のもので、こんなに高い初鰹でも、せめて一切れでもと買い求めました。

「初鰹りきんで食って蚊にくわれ」

などという川柳があるように、初鰹を買うためには、蚊帳(かや)を質に入れたりもしたのです。

カツオは鮮度が落ちやすいため、昔は鎌倉付近でとれたものしかありませんでした。
が、現在ではその約50~60%がロシア海域やフィリピンなどでとれたものを冷凍して運んでくるので、一般庶民にも楽しめるものとなっています。
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