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オカラが食べられる紙になるって本当?

たんぱく質、食物繊維が豊富な「豆類加工しぼりかす」オカラ。
が、その需要は年々減る一方で、豆腐製造後に出るこのオカラの処分は、お豆腐屋さんにとって頭の痛い問題となってきています。
なんとももったいない話ですね。
ところが、このオカラの中の豊富な繊維質に着目した酒井理化研究所が、なんとオカラから「食べられる紙」を作り出しました。
これは、オカラから食物繊維のみを取り出して固めたもので、今までの紙では考えられなかったいろいろな用途が期待されています。
そのひとつは、料理用としてです。
例えば、料理をするとき、この紙で材料を包んでおけば、紙ごと加熱したあとに、破ったりはがしたりすることなく、いっしょに食べてしまえるので、手間がはぶけます。
また、この紙は、オカラのうち食物繊維だけを使用しているので、カロリーがないため、ダイエット食品にも使用できます。
また、壁紙としても利用できます。
この紙の、水分を調整する機能を応用して壁紙を作れば、室内の湿度を調整することも可能になってきます。
いずれにしても、今までゴミとして捨てられていたオカラが、従来の紙にはなかった優れた特徴をもつ食べられる紙に生まれ変わるなんて、これはまさに夢の廃物利用といっていいのではないでしょうか。
追記:2014.09.01
酒井理化研究所では、現在食べられる紙は取り扱っていないとのことで、本日改めて調べてみたところ、食べられる紙に関しては、現在以下の商社で取り扱っているようです。
※食べられる紙・シート/印刷 取り扱い店
Criative Print
http://soken-creative.com/
可食シート一覧(同サイト内記事)
http://soken-creative.com/?mode=grp&gid=792394&gclid=CKq-toCgv8ACFVckvQodFW8AVw
有限会社 タナカ印刷機材
http://www5.ocn.ne.jp/~t-kizai/
食べられる紙・フィルムとは?(同サイト内記事)
http://www5.ocn.ne.jp/~t-kizai/sheet.html
廣興紙寮
http://www.taiwanpaper.com.tw/

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カテゴリ:[雑学]