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ローマ貴族たちは、バカバカしいほどの贅沢をしていた?

強大な武力をもって帝国を築いたローマには、当時世界中の富が集められました。
それに伴い、世界中の珍味も集められました。
そして、いつしかそれは、途方もないグルメ世界を形成していきました。
ローマ貴族たちが、連日繰り返した食卓の贅沢(ぜいたく)さを見て、あまりのバカバカしさに哲人セネカは、当時珍味中の珍味といわれた「牡蠣(かき)」と「茸(きのこ)」を、生涯にわたって絶つと宣言したほどでした。
ローマ貴族の途方もないグルメ世界
さて、ローマの料理は、一般的に夕方から深夜までの間に3つのコースで出され、最初が前菜、次が肉を主食とした料理、最後にデザートというようになっています。
が、中には7コースというものもあります。
しかし、この3コースの料理ですら途方もない量で、3つの臥台(がだい)に横になった人が、中央の食卓を『コの字型』に囲んで、食べては吐き、吐き終わるとまた食べるという際限のない繰り返しを続けるものでした。
また、腹がいっぱいになって吐くときのために、喉(のど)をくすぐる鳥の羽や吐瀉剤(としゃざい)もあらかじめ用意されていたほどです。
しかも、この宴席では、ゲップは礼儀と考えられていたようで、歴史家スエトニウスは、「クラウディウス帝は、オナラをすることの自由を法律で定めることを考えていた」、と書き残しています。
しかし、ローマ貴族は、連日スゴい生活を送っていたのですね。


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