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フォルクスワーゲンは、卵の殻から生まれた?

悪名高きヒットラーが、今日のドイツに残した遺産は、全国に張り巡らされたアウトバーンとフォルクス・ワーゲン(国民車)だといわれています。
ヒットラーは、当時兵員・兵器の輸送移動のために効果的な交通網の整備をすすめ、アウトバーンを作りあげる一方、あのスポーツカーで有名なポルシェ博士に、そこを走る車として国民車の開発を命じました。
ポルシェ博士は、当時の低性能エンジンをもっとも効果的に使うため、車体を軽くすることで大人4人が乗れ、アウトバーンを走れ、なおかつ廉価な車を開発しようとしました。
が、当時の技術で車体を軽くすることは困難なことでした。
そんなある日、博士は力持ちの大道芸人が、手の中で卵を握りつぶすことができないのを見て、あのカブト虫の原型を思いついたといわれています。
卵は、非常に薄い殻でできていますが、あの形自体が強い強度をもっていたのです。
こうして、今日まで基本的に不変のフォルクス・ワーゲンの原型ができ上がりました。
フォルクス・ワーゲンは、T型フォードと並んで世界最高の量産車としての地位を誇り、本国ドイツで生産が中止になった後も、ブラジルでつくり続けられていたのは有名な話です。

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