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なんと、体がカラカラに乾いても死なない虫がいる! - 神秘の生物・クマムシ

写真は、こちらからお借りしました。
自然界の中には、驚くことに、体がカラカラに乾燥しても数10年にわたって生き続ける生物が存在します。
その昆虫の名前は、クマムシです。
体がカラカラに乾燥しても死なないクマムシ
クマムシは、世界中に広く分布して生息している、体長わずか1mmほどの節足(せっそく)動物です。
このクマムシは、体の水分がなくなり乾燥してくると、樽(たる)のように丸まって動かなくなります。
そして、再び雨などで水分が戻ってくるまで、仮死状態(かしじょうたい)を保っているのです。
このクマムシが、仮死状態でどのくらい生きられるのかは、まだ分かっていません。
しかしながら、同じような性質をもるある種の線虫(せんちゅう)が、39年間もの間乾燥状態でいた後に生き返ったという例や、なんと、博物館で120年もの間乾燥状態に置かれていたコケの標本から、クマムシやワムシが再び動き出したという報告もあります。
水をかけると生き返るなんて、まるでカップラーメンのような生き物ですが、これもまた生命の神秘のひとつには違いありません。
なお、クマムシの語源ですが、クマムシはミクロの世界に住む8本脚でのそのそ歩く緩歩(かんぽ)動物で、その姿が熊に似ているところからその名があります。
また、クマムシはというのは単体の生き物の名称ではありません。
1000種類ほどいるその総称をクマムシと呼んでいます。

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カテゴリ:[雑学]