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プードル犬の刈り方は、水鳥猟のための目印だった?

犬を嫌いな人が挙げる理由のひとつに、プードル種の人工的な毛の刈り方があります。
確かに、現在愛玩犬となり、大小さまざまな体型のプードル犬が街に氾濫し、あの珍妙なスタイルで歩いているのを見ると、犬の嫌いな人の気持ちも分かるような気がします。
さて、プードル犬のあの毛の刈り方ですが、もともとは意味があったのです。
プードル種は、元来猟犬で、水鳥猟のエキスパートとして育成され、フランスの貴族の間で流行しました。
プードル犬は、湖や沼の中に落ちた獲物の水鳥を取りに行きます。
そのため、冷たい水から体を守るために心臓のあたりの毛を残し、あとは水の抵抗を受けないように刈り込む方法が定着したのです。
また、誰の犬が水の中で獲物に向き合っているのかを見分けるために、尻尾の先を残し、それを目印にしたのです。
今ではすっかり愛玩犬となってしまったプードル犬ですが、あの珍妙なカットを受け継いでいるのは、飼い主が、自分の愛犬を他の犬とは区別したいという名残なのかも知れません。

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カテゴリ:[雑学]