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氷山が解けると、真水か海水か?

イギリスの豪華客船「タイタニック号」が、1912年4月15日未明にニューファンドランド沖で、氷山と衝突して沈没しました。
海難史上に残るこの事件はあまりにも有名で、映画化もされましたが、どんなに立派な船であっても、相手が氷山ではひとたまりもありません。
この氷山、実は氷河の末端が海へポチャンと落ちて漂っているようなもので、海を漂ってはいても、中身は真水なのです。
ということは、船乗りにとっては、貴重な水の塊りでもあります。
荒波で砕けた氷山をすくい取り、表面についた海水を洗い落とすと、オン・ザ・ロック用の氷のできあがりです。
ウイスキーを注ぐと、「チンチンチン」と、美しい音がして、非常においしいそうです。
何千年もの間、氷の中に閉じ込められていた空気が、一気にはじけるのですから、それはもう味も音も格別なのでしょう。
ちなみにこの氷山、大きいものになると、九州と四国の中間くらいの大きさのものもあるようで、驚きです。

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カテゴリ:[雑学]