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ラジオの蒸気機関車の音は、大根おろし器をブラシでこすっていた?

今では信じられないような話ですが、昔はラジオの蒸気機関車の音は、大根おろし器で大根をおろすときの音が使われていました。
かつては、テレビやラジオなどの効果音作りには苦労していた
かつて、録音技術が未発達の頃、テレビやラジオなどで使われる効果音は、いかに本物に近い音を出すかで苦労したようです。
音響効果担当者は、あらゆる道具を使って、より自然に近い擬音を求めて苦闘を続けたといいます。
以下に、そのいくつかを挙げます。
1.天ぷらをあげる音 → 蒸しタオルにアイロンをおしつけ、「ジュー」といわせる
2.火が燃える音 → セロファンをくしゃくしゃにする
3.人を殴る音 → 濡れタオルを右手にまいて左手で叩く
4.ポンポン船が走る音 → 空きビンの口を叩く
5.風の音 → ビニールのコードに小石をつけ、振り回す
6.馬蹄の音 → やしの実をくり抜いたものかお椀(わん)で、濡れぞうきんまたは箱につめたそら豆の上を叩く
7.バリカンの音 → 洗濯ばさみを開いたり閉じたりして、カチカチと音をたてる
8.蒸気機関車 → 大根おろし器をブラシでこする
9.雨の音 → 大うちわで、そら豆、ボタンなどをひもでぶら下げたものを回す
10.波の音 → 柳行李(やなぎごうり)に張った紙に番傘(ばんがさ)の油を塗り、豆や砂利を入れて動かす
今では技術が向上して、実際の音を現地で録音したものを使うようになってきているのは周知(しゅうち)の通りです。。

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カテゴリ:[雑学]