Super源さんの雑学事典

乾燥剤でお燗ができるって本当?

乾燥剤 シリカゲル

海苔(のり)やせんべいの袋に、必ず入っている乾燥剤ですが、この乾燥剤が高熱を発する、ということが注目されたのは、ある出火事件がきっかけでした。

ある主婦が、乾燥剤をゴミ箱に捨てた後、その上に無造作に生ゴミを捨てたところ、発熱して、近くにあった紙が燃えたのです。
また、あるメーカーが乾燥剤の生石灰(せいせっかい)を野積みにしておいたところ、ボヤ騒ぎになるという騒ぎがありました。

このように、乾燥剤に使われている生石灰には、急激に水分を与えられると高熱を出す性質があります。
この性質を生かした面白い商品が、お燗のできる缶酒や、いつでも温かいシューマイが食べられる容器などで、これらに発熱剤として使われています。

しかし、水をかけたら発熱するという、危険でマイナスに思えた乾燥剤の性質が、これらの商品では見事にプラスに利用されているのですから、これこそまさに「物は使いよう」ですね。
雑学 豆知識
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