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えっ! 乾杯は「毒殺防止」のために始められたものだった?

結婚式やうれしいこと、何かめでたいことがあったときなどにかわす乾杯。
この乾杯は、なんと、古代ギリシャで毒殺防止のために始まったものでした!
乾杯は、古代ギリシャで毒殺防止のために始まった
シェークスピアの名作「ハムレット」で、ハムレットの義父の王がしかけた毒杯を、ハムレットの実母でもある王妃が、息子の身代わりになって飲み、死んでしまうというシーンがあります。
飲み物に毒をしかけるというのは、長い歴史のある殺人方法だったようです。
宴席に乾杯はつきものですが、誰かの健康のために乾杯するという習慣は、紀元前6世紀のギリシャに始まりました。
ところが、当時のギリシャでは、邪魔な政敵を倒したり、別れたい妻や夫を殺したりするのに、ワインに毒を仕込んだりする毒殺が横行していました。
そこで、「あなたにすすめようとしているこのワインには、毒は入っていませんよ」という意味で、デカンタ(ぶどう酒入れ)から注いだ最初のワインはホスト自らが飲み干して、どうぞご安心くださいと乾杯したのです。
つまり、乾杯は安全を保障するために行なわれたというわけです。
してみると、今でもワインは、まずホストが一口飲んで味を確かめてから他の客に注ぎますが、もしかしたらこれも毒見の名残かも知れませんね。
なお、乾杯は英語で「toast(トースト)」といいますが、この語源については以下の記事をお読みください。

「トースト」とは乾杯のこと? - 英語の「トースト」と「乾杯」の親密な関係
トースト(toast)といえば、オーブンやトースターなどで焼いたパンであることくらい、今や子供でも知っていますね。が、このトーストにはもうひとつ、「乾杯」という意味があるのをご存知ですか?「トースト」の語源は、イギリスでワインの中にトーストを入れて回し飲みをした習慣からイギリスでは、お祝いの席などで、ワインの中にトーストを入れて回し飲みをする習慣がありました。もともとは、ワインにトーストを入れることで、...
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カテゴリ:[雑学]