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公衆電話ボックスに鏡があるのは何故? - その意外な理由

最近街中であまり見かけなくなった公衆電話ボックスですが、電話機の上のあたりに鏡がついているのは何故なのでしょうか?
これには、意外な理由がありました。
公衆電話ボックスに鏡があるのは、長話を防ぐため
公衆電話ボックスに鏡があるのは、身だしなみを整えるためと思いきや、後ろの人を映すために設置されたようです。
電話というのは、つい長話になってしまう傾向があります。
鏡があり、後ろに人が並んでいることが分かれば、長話になってしまうことも少なくなるというわけです。
鏡が取りつけられている場所は、電話機の少し上あたりです。
顔を上げると、ちょうど視界(しかい)に入ってくる位置というのがポイントです。
通話中にふとこの鏡を覗(のぞ)き、後ろの行列が見えれば、常識のある人なら早めに電話を切り上げようとすることでしょう。
公衆電話の始まりは?
ちなみに、この公衆電話というのはいつ頃からあるのでしょうか?
電話事業が始まった当初、電話機自体が非常に高価で、一般庶民に手の届くものではありませんでした。
そのため、電話機の普及を目的として公衆電話の設置が行なわれるようになり、これが公衆電話の起源とされています。
1900年(明治33年)9月、上野・新橋駅構内の2ヶ所に、公衆電話が設置されました。これが、日本で最初にできた公衆電話です。1通話は15銭でした。新橋駅の自働電話を描いた当時の画公衆電話は最初、「自働電話」と呼ばれていて、実際には自動ではなく、交換手を呼び出すものでした。この名称は、1925年(大正14年)に「公衆電話」と改称されました。参考にしたサイト NTT Group - 今日は、公衆電話の歴史をご紹介☆... | Facebookhtt...
具体的には、公衆電話は1984年には約93万5千台が設置されていましたが、2019年には8割強減の約15万5千台となっています。
NTT東・西日本における公衆電話設置数

写真はこちらからお借りしました。
おわりに
今日は、公衆電話ボックスに鏡があるのは何故かという話を書いてみましたが、いかがでしたか?
公衆電話ボックスに鏡があるのは、身だしなみを整えるためではなかったのですね。

実は私は、子供の頃、この鏡は女性がおめかしするためにあるものだと思っていました。

猫のおめかし

写真はこちらからお借りしました。
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カテゴリ:[雑学]