- category *
- Title list *
- RSS *
- Admin
「光沢剤」とは? - 食品添加物の一種で、食品の表面に被膜をつくり、光沢を良くするもの


食品添加物のひとつに、光沢剤というものがあります。
これは一体、どのようなものなのでしょうか?
また、人体にとって安全なものなのでしょうか?
光沢剤とは?
光沢剤とは、食品添加物の一種で、食品の表面に被膜をつくり、光沢を良くするもののことをいいます。
光沢剤には、水に溶けない性質を持つワックスや樹脂が使われています。
光沢剤にはまた、空気や湿気を遮断して、食品の品質を保持したり、生野菜の水分の蒸発を防いだり、かんきつ類に虫がつくのを防いだりする効果などもあります。
光沢剤の効用

光沢剤にはどんなものがある?
光沢剤には、主に以下のようなものがあります。
1.ミツロウ(ミツバチの巣を加熱圧搾し、ろ過、精製して製造したもので、主にお菓子、果実、コーヒー豆に使用)。
2.シェラック(ラックカイガラムシの分泌する樹脂状物質を精製して得られたもので、糖衣食品、果実などに使用)。
3.パラフィンワックス(原油を減圧蒸留して得られる潤滑油分画を処理して得られたもので、キャンディー、チョコレート、果実などに使用)。
光沢剤が使われている食品は?
光沢剤は、主に以下の食品に使われています。
1.チョコレート
2.キャンディー
3.グミ
4.チューイングガム
5.みかん、オレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類
6.コーヒー豆
光沢剤は安全?

「あちゃーっ! オレのおでこ、磨いたらちと光沢が出すぎちゃったよーっ!」
光沢剤は「一括名表示」なので、実際には何がいくつ使われているのか分かりません。
法律上、使われているものすべてを表示する義務がないため、たとえその中に危険なものがあったとしても、消費者には知る由(よし)がありません。
また、原料が天然だとしても、「天然=安全」とは限りませんし、光沢剤の中には、モンタンロウ(動物実験では赤血球が減り白血球が2倍になり、肝臓に炎症、肺にも病変がみられた)のように危険なものもあります。
そのため、光沢剤が安全かどうかと問われれば、「安全とはいえない」が答えとなります。
- 関連記事
-

カテゴリ:[雑学]