Super源さんの雑学事典

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「フランダースの犬」の主人公「ネロ」は、最初何と訳された?

イギリスの女性作家ウィーダ(Ouida、本名:マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー(Marie Louise de la Ramée) 1839 - 1908)が1872年に書いた児童文学で、美術をテーマとした少年の悲劇として知られる「フランダースの犬」〔原題 A Dog of Flanders〕。
そのあらすじは、およそ以下の通りです。

フランダースの貧しい少年ネロは、村人たちから迫害(はくがい)を受けながらもルーベンスの絵に憧(あこが)れ、老犬パトラッシュを友として、一心に絵を描きつづけます。
が、クリスマスの朝、アントワープの大伽藍(だいがらん)に見いだされたものは、この不幸な天才少年と愛犬との相いだいた亡骸(なきがら)でした。

さて、この「フランダースの犬」が、初めて日本語に訳されたのは、1908年(明治41年)のことです。
「フランダースの」は、牧師であり翻訳家でもあった日高柿軒(ひだか しけん)によって訳されたわけなのですが、当時日本人には西洋人の名前は馴染みにくいだろうということで、登場人物の名前は、日本人の名前に訳されました。

このとき、主人公ネロの名前は、何と訳されたのでしょうか?

フランダースの犬
写真は、こちらからお借りしました。

答えは、清(きよし)でした。

ちなみに、アロアは綾子(あやこ)、 ジェハンじいさんは徳爺(とくじい)、パトラッシュは斑(ブチ)、ステファン・キースリンガーは木蔦捨次郎(きつた すてじろう)と訳されました。

しかし…。(@_@)ウーン これらの名前-清、徳爺、ブチ、木蔦捨次郎-では感動できないのは私だけでしょうか?(^ム^;;


ちなみに、「フランダースの犬」の全文は、以下で読むことができます。

フランダースの犬 日高柿軒訳-国立国会図書館デジタルコレクション
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/875928

当時、日本基督教会(にほんきりすときょうかい)の牧師だった日高柿軒(本名:日高善一)による、日本最初の翻訳版。
登場人物たちの名前が、前述の通り日本名に変えられていますが、ストーリーはほぼ原作に忠実に訳されています。

フランダースの犬 菊池寛訳-青空文庫
https://www.aozora.gr.jp/cards/001044/files/4880_13769.html

明治を代表する小説家・菊池寛(きくち かん)による翻訳版。
オリジナルに若干のアレンジが加えられているようですが、通常の翻訳児童文学とは一線を画しており、小説としても読みごたえがあります。
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