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「手を焼く」の語源は - 手を火傷して二度と手をつけかねている状態から

どうして良いか分からずにもてあますことを、「手を焼く」といいますが、何故手を「焼く」のでしょうか?
今日は、この話を書いてみたいと思います。
「手を焼く」の焼くは「火傷する」意
実はこの場合、焼くというのは、「火傷(やけど)する」という意味です。
手を火傷(やけど)して、二度と手をつけかねている状態から、このように言われるようになりました。
この言葉は、「いたずらっ子に手を焼く」「反抗期の子供に手を焼く」「やんちゃなネコに手を焼く」というように使われますね。
「ダメッ!」

写真は、こちらからおかりしました。
「手を焼く」が含まれることわざは?
この「手を焼く」という表現が含まれることわざには、
「焼き餅焼くとて手を焼くな(やきもち やくとて てをやくな)」
というのがあります。
意味は、嫉妬も度を越すと、相手に嫌われて、逆に自分のほうに災いが返ってくることになるので、ほどほどにしなさい、ということです。
「焼き餅」は、嫉妬する意味の「妬(や)く」に餅をそえてできた語ですが、「やきもき」するが変化してできたという説もあるようです。
おもしろいですね。
なお、「手を焼く」と似た表現に、「手を抜く」というのがあります。
こちらの語源については、以下の記事をご参照ください。
必要な手間をを省くことを、「手を抜く」といいますが、何故手を「抜く」のでしょうか?今日は、この話を書いてみたいと思います。「手を抜く」は、囲碁から来た言葉「手を抜く」は、囲碁からきた言葉です。囲碁で、今戦っている場所に石を打たずに、他の、もっと効率のよい場所に打つことを「手を抜く」といいます。これによって、今戦っているところが不利になったとしても、全体として見れば、有利になることが多いのです。従っ...
手を焼く - 日本語はおもしろい
http://nihongohaomosiroi.seesaa.net/article/127732322.html
会話の中で『子供に手を焼く』と言いますが、手を焼くの意味はなんでしょうか... - yahoo!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1021691600
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カテゴリ:[語源・由来]