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大酒のみは、麻酔が効かないって本当?

大酒のみの人は、手術の際に麻酔がかかりにくいという話をよく聞きます。
中には、盲腸の手術を、最初から最後まで見届けたという信じられない話もありますが、これは本当なのでしょうか?
大酒のみは、麻酔が効かないって本当?
肝臓は、内臓の中でも特に重要な臓器で、さまざまな機能を果たしています。
例えば、胆汁を作り、食べ物を消化するために必要な胆汁酸や胆汁色素を消化管に送ったり、糖、たんぱく質、脂肪、水分、塩分、ビタミンなどの代謝を円滑にしたりといった働きをするのも、この肝臓です。
さて、もうひとつ、肝臓の重要な働きとして見落とせないのが解毒作用です。
飲食物中に含まれる毒物や、腸内で腐敗、発酵した毒物を分解し、無毒化して排泄するという働きです。この働きのお蔭で、お酒も飲めるわけです。
しかし、この解毒作用は、お酒などを頻繁に飲んでいると、それに対する肝臓の解毒作用もどんどん強くなっていき、しまいには、少々のお酒や薬を飲んでもあっという間に解毒するようになってしまいます。
つまり、大酒のみの人は、この解毒物質も増えているために、薬を飲んでもすぐに解毒されてしまい、薬が効きにくくなっているのです。
くれぐれも、飲みすぎには注意したほうが賢明のようですね。
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カテゴリ:[雑学]