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鉛筆は消しゴムで簡単に消せるのに、色鉛筆はなかなか消えないのは何故?
これは何故なのでしょうか?

鉛筆が消しゴムで消せて色鉛筆が消せない理由は、製法の違いにあった
これは、それぞれの製法の違いから来ています。
普通の黒鉛筆は、黒鉛(こくえん)と粘土を混ぜて、1000~1200度の炉で焼き固めて作ります。
一方、色鉛筆は、色のもとになる顔料(がんりょう)の粉に、書き味をよくする蝋(ろう)、固めるための合成樹脂、合成のりなどを加えて、50度の乾燥機の中で、約70時間乾燥させて作ります。
黒い鉛筆で書いた字は、消しゴムでこすると、紙についている黒鉛の粉が消しゴムにくっついて、簡単に消しくずの中に丸めこまれていきます。
が、色鉛筆の方は、蝋でべっとりと紙にくっついているため、容易には消えないのです。
色鉛筆で描いた猫

写真はこちらからお借りしました。
おわりに
今日は、鉛筆は消しゴムで簡単に消せるのに、色鉛筆はなかなか消えないのは何故かという話を書いてみましたが、いかがでしたか?
そうそう。色鉛筆といえば、通常普通の鉛筆のように六角形ではなく、丸い形をしていますよね。
これは何故なのでしょうか?
その理由は、以下の記事をお読みください。
普通の鉛筆も色鉛筆も、芯(しん)は丸いのですが、芯を包んでいる外側の木鞘(きざや)は同じ形をしていません。普通の鉛筆はたいてい六角形ですが、色鉛筆は、ほとんどが芯と同じ丸い形をしています。これは、何故なのでしょうか?六角形の色鉛筆がないのは何故?普通の鉛筆と色鉛筆、これら2つは形こそどちらも丸く、一見同じに見えますが、実はその芯に違いがあります。鉛筆の芯は、黒鉛と粘土の粉末混合物を焼いたものです。一方...

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カテゴリ:[雑学]