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「ケミカルピーリング」とは? - 皮膚に薬品を塗り、剥がすことで行なう治療・美容法

ケミカルピーリング 美容

ケミカルピーリング(chemical peeling)とは、皮膚に化学薬品を塗り、剥がすことによって行なう治療・美容法のことです。
皮膚に障害を与える液体を塗り、角質や表皮、さらには真皮までをも化学的に溶かすことで、新しい皮膚の再生を促し、病変を治療したり、より健康で美しい皮膚を取り戻したりすることができます。

ケミカルピーリングは、広く欧米で、主に美容目的で行なわれてきましたが、近年日本にも導入され、多くの施設(エステティックサロン、医院、病院など)で行なわれるようになりました。

ケミカルピーリングで使用される薬剤は?


比較的多く使われている薬剤は、グリコール酸や乳酸などのAHA(アルファハイドロキシ酸)で、通称「フルーツ酸」と呼ばれているものです。
この薬剤は、細胞同士の接着を弱めて、皮膚をはがす作用に優れています。

また、一般的に「サリチル酸」と呼ばれているBHA(ベータハイドロキシ酸)も使われています。
こちらは、毛穴に詰まった皮脂(ひし)を溶かす作用があるため、毛穴の黒ずみや角栓の除去などに使われます。

他には、TCA(トリクロロ酢酸)なども使用され、こちらは皮膚の凸凹をなだらかにして、ニキビ跡を目立たなくさせる治療薬として使われています。

ケミカルピーリングは、どんな症状に効果がある?


ケミカルピーリングは、以下のような症状に効果があります。

にきび、肌のクスミ、肌荒れ、乾燥した皮膚、小じわ、薄い色素沈着、肉割れ、妊娠線肉割れ、妊娠線(妊婦のお腹などの皮膚にあらわれる赤いミミズ腫れのような線)など。

ケミカルピーリングの歴史は?


ケミカルピーリングは、大変長い歴史があります。
古代エジプトでは、クレオパトラが皮膚を滑らかにするために、乳酸のサワーミルクの湯に入浴していたと伝えられています。

参考にしたサイト
ケミカルピーリング-Cosmetic Medicine in Japan
http://www.cosmetic-medicine.jp/peeling/index.html
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