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月曜日の朝は死にやすい? - サラリーマンにとって最も危険な曜日は月曜日だった!

月曜日の朝が憂鬱(ゆううつ)だという方はいらっしゃいませんか?
なんとなく気分が落ち込む、体調が今一優れない、仕事へ行くのが億劫(おっくう)だ、という方も多いのではないでしょうか。
このような心身の不調は「ブルーマンデー」と呼ばれ、実際に月曜日の朝は、心筋梗塞(しんきんこうそく)や中高年男性の自殺が多くなっています。
月曜日の朝に亡くなるサラリーマンが多いのは何故?

週末に仕事を休んだサラリーマンにとって、休み明けの月曜日というのは大きなストレスになるようです。
そして衝撃的(しょうげきてき)なことに、月曜日の朝に亡くなってしまう人がとても多いのです。
それでは、どういった理由で亡くなってしまうのでしょうか?
理由1 心血管事故
心筋梗塞(しんきんこうそく)や脳卒中(のうそっちゅう)などの心血管事故(しんけっかんじこ)の発症(はっしょう)は、月曜日の午前中が多いというデータがあります。
その原因はこれまで不明だったのですが、最近の研究で、月曜日の午前中に「ダブル・プロダクト」とよばれる数値が上昇し、この数値が上昇すると心血管事故が起きるリスクが高まるためだということが分かりました。
しかし、この数値が月曜日の朝に上昇するのは65歳未満の働いている人だけです。
高齢者や入院患者などの働いていない人は、上昇することはないようです。
理由2 自殺
実は、自殺にも多く発生する時期や時間帯があるというデータがあります。
厚生労働省(こうせいろうどうしょう)の自殺の死亡統計(しぼうとうけい)によれば、自殺の発生件数(はっせいけんすう)は曜日別で月曜日が最多(さいた)となっています。
また、早稲田大学(わせだだいがく)と大阪大学の研究グループの調査によって、後期の中高年男性(40~65歳)の自殺は、月曜日の朝に最も多く発生していることも分かっています。
中高年男性ばかりでなく、20~39歳の若い男性も、月曜日の朝に自殺が多い傾向にあります。
これらに共通しているのは、いずれも働き盛りの世代だということです。
一方、女性や66歳以上の高齢者に、このような傾向は見られません。
以上のことから、サラリーマンにとって、月曜日の朝がとても危険であるということがお分かりいただけたのではないかと思います。
おわりに

今日は、サラリーマンにとって月曜日の朝は非常に危険だという話を書いてみました。
が、これではただひたすら暗い話になってしまいますので、(^^; 何か対応策はないのかという話も書いてみたいと思います。
この問題の解決策のひとつとして登場したのが、「スローマンデー」です。
これは、月曜日の始業時間を遅らせるというものです。
「スローマンデー」を導入(どうにゅう)し、月曜日の午前中を休みにすることで、心血管事故発生のリスクが減り、自殺を考えている人が思いとどまるようになることが期待されています。
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