Super源さんの雑学事典

えっ? 玉ねぎは、実はイチゴと同じくらい甘かった?

玉ねぎ

生のまま食べると辛(から)く、カット中にしばしば涙が出る玉ねぎ。
この玉ねぎは、実はイチゴと同じくらい甘いということをご存じですか?

玉ねぎは、実はイチゴと同じくらい甘い


玉ねぎは、イチゴと同じくらい甘い?

玉ねぎは、生のまま食べると辛(から)いですが、炒(いた)めることで、それは感じられなくなります。

実は、玉ねぎにはもともと、甘み成分の糖類が含まれています。
その量は、100グラムあたり7~8グラムと、野菜の中では断トツとなっており、なんと、イチゴと同程度の甘みが含まれているのです。

玉ねぎは、炒めることで甘みが感じられるようになる


玉ねぎに含まれるこの甘みは、炒めることで感じられるようになります。
その理由として、以下の2つの説が考えられています。

1.生の状態では、玉ねぎに含まれる強い辛味成分によって甘みが隠されているが、火を通すことで辛み成分が揮発(きはつ)したり分解されたりして弱まり、その分甘みが目立ってくる。

2.加熱しながらかき混ぜることで、玉ねぎの細胞が壊れ、甘み成分が外に出てきて舌に触れやすくなる。

「えええっ! そうニャンか!」
真実を知って驚く猫


玉ねぎを食べることによる肥満や糖尿病の心配は?


玉ねぎは、イチゴ並みの糖度をもつ野菜であることが分かりました。
すると、ここで疑問が沸きます。
玉ねぎを食べると、肥満(ひまん)や、はたまた糖尿病(とうにょうびょう)の原因になることはないのでしょうか?

玉ねぎにイチゴ並みの甘さがあるとはいえ、フルーツではないため、糖の種類が若干異なります。
イチゴの場合、果糖とブドウ糖が主ですが、タマネギはそうではないのです。

それでは、タマネギに含まれる糖分の種類は何でしょうか?
正解は、なんと、オリゴ糖です。
タマネギの糖分の多くは、オリゴ糖からなっているのです。

オリゴ糖は、人体にはほとんど吸収されず、腸内の善玉菌(ぜんだまきん)のエサになる糖分です。
つまり、タマネギはデブや糖尿病の原因になるどころか、腸内環境を整えるという、うれしい健康効果ももっているのです。

おわりに


今日は、玉ねぎは、実はイチゴと同じくらい甘かったという話を書いてみましたが、いかがでしたか?
これは驚きですね。おお!(゚o゚)

ちなみに、玉ねぎを切るときに涙が出るのは、ツーンとした刺激を目や鼻に与える硫化アリル(りゅうかアリル)という香味成分(こうみせいぶん)が原因です。

「ボクらは、玉ねぎで泣かないニャン。ゼッ・タ・イ・に、泣かないニャン」
玉ねぎでは泣かないと決意した猫
出典:https://stat.ameba.jp/user_images/20170805/09/nosenekoshiro/49/b4/j/o0600042913998055027.jpg

この催涙物質(さいるいぶっしつ)による不快な刺激を避けるには、以下のような方法があります。
タマネギを切る際には、いずれかの方法を試してみてください。

1.冷蔵庫で冷やす
2.電子レンジで温める
3.換気扇の下で切る
4,水に浸(ひた)しながら切る
5.割り箸を口に咥(くわ)えながら切る
6.口を開けながら切る

こう書くと、そんな面倒なことをしなくても、メガネをかけて切ればいいんじゃないの? と思われる方もいらっしゃることでしょう。
が、メガネでは防げません。

硫化アリルが体に入ると、体は粘膜(ねんまく)を傷つけないよう、涙を出して守ろうとします。
この硫化アリルは、気体となって目に届くため、メガネをかけてもほとんど意味がないのです。
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