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「虹の色=7色」を決めたのは誰? - ニュートンだった!

日本では、虹の色といえば「7色」です。
この「7色」というのは、一体誰が決めたのでしょうか?
また、何故7色なのでしょうか?
この記事ではまた、アニメを使った虹の7色の楽しい覚え方もご紹介します。
室町時代は虹は「5色」だった
現在の日本では、虹の色は「7色」というのが一般的です。
が、この色の数は国によって異なり、イギリスやアメリカでは6色、フランスやドイツ・中国・メキシコでは5色、南アジアやアフリカの一部では2色となっています。
7色となっている国の方が、むしろ少ないのです。

出典:https://img.huffingtonpost.com/asset/5f0fbcfe1f00002d0c3381bd.jpeg?ops=scalefit_720_noupscale&format=webp
実は、日本でも昔から7色だったわけではありません。
室町時代の書物には、「虹は五色なり」と記(しる)されています。
それでは、一体何故、5色から7色に変わったのでしょうか?
虹が7色になったのはニュートンの影響
虹の色が7色になった理由には、あの有名な科学者・アイザック・ニュートン (Isaac Newton、1642年 - 1727年)が影響しています。
ニュートンは、万有引力(ばんゆういんりょく)の法則などの力学で有名ですが、そればかりでなく、光学(こうがく)の研究でも有名でした。
彼は、7という数を、自然界で調和のとれた数だと考え、1704年(宝永元年)に虹の色は「7色」と発表したのです。
日本でも、幕末(ばくまつ)から、蘭学(らんがく)を通してニュートンの研究が知られていたことから、「虹は7色」という認識が広まっていったのです。
虹の「7」という数字はどこから来た?

それでは、虹のこの「7」という数字はどこから来たのでしょうか?
ニュートンが生きた時代のヨーロッパでは、音楽が学問の重要な一分野となっており、音楽と自然現象を結びつけて考えることが重視(じゅうし)されていました。
そこでニュートンは、「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」の音階に色を当てはめ、「赤、橙(だいだい)、黄、緑、青、藍(あい)、紫」の7色としたのです。
アニメを使った虹の7色の楽しい覚え方
アニメを使った、虹の7色を楽しく覚える方法を考えましたので、ここでご紹介します。
それでは、早速行きます!v(^^)
赤→あ(か)
橙→だ(い)
黄→き
緑→み
青→あ
藍→あ
紫→む
赤は「あか」、橙は「だい」と読みます。
その他の色は、頭から1字ずつ拾(ひろ)っていきます。
これらをつなげると「あかだいきみああむ」となります。
ここから、以下の暗記句が出来上がります。
【暗記句】「赤だい、君! あぁ無茶(むちゃ)だ!」

【覚え方のヒント】
とある街での出来事。
1台の車が横断歩道に差し掛かると、突然少年が飛び出してきました。
(うわっ! 赤信号なのに渡ろうとするなんて、無茶な少年だな!)
運転手は慌(あわ)ててブレーキを踏み、キキーッ!と車を止めると、少年に向かって叫びました。
「赤だい、君! あぁ無茶だ!」
アニメを見ながら暗記句を何度も唱え、虹の7色を楽しく覚えてしまいましょう!
おわりに
「じゃあまたニャ」

出典:https://nekochan.jp/douga/article/6626
今日は、「虹の色=7色」を決めたのは誰かという話でした。
リンゴのエピソードでおなじみの、あのニュートンだったというのは驚きですね。おお!(゚o゚)
この記事ではまた、虹が7色である理由や、虹を構成(こうせい)する7つの色の覚え方も書いてみましたが、楽しく読んでいただけたなら幸いです。
ここで、不思議な話をひとつ。
虹は、7色だとする国の人には7色に見え、5色だとする国の人には5色に見えます。
たとえば、虹を4色とする国の人は、「橙」を見分けることはできず、「赤」の隣りは「黄」となります。
逆に、虹を8色とする国の人には、「黄色」と「緑」の間に「黄緑」が見えます。
面白いですね。(^^)
「吾輩がケロロ軍曹(ぐんそう)であります。今後、日本では虹の色を24色にするであります!」

出典:https://m.media-amazon.com/images/I/41ZWBG8MVDL._SS500_.jpg
何か突然、ケロロ軍曹が出て来ましたね。言っていることが訳わかめです。(^^;
24色って、色鉛筆じゃないんですから。(^レ^;
ということで、このコーナーはこれで本当に終わりとします。(^^)
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カテゴリ:[雑学]