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竹や笹が60年にいっせいに開花するのは何故? - 60年に一度の奇跡! 竹の花、笹の花

竹や笹は、花が咲くこと自体とても珍しく、60~120年ごとに開花するといわれます。
たとえば、孟宗竹(もうそうちく)の場合、67年ごとに花が咲くことが明らかになっています。
さらに、不思議なことがあります。
それは、開花期を迎えると、広い範囲に生えている個体が、示し合わせたように、いっせいに花を咲かせるのです。
この現象は、「一斉開花(いっせいかいか)」と呼ばれます。
それでは何故、竹や笹にこのような摩訶不思議(まかふしぎ)な現象が起こるのでしょうか?
竹や笹が60年にいっせいに開花するのは何故?
竹や笹が開花するまでの時間が何故これほど長いのか、また、何故広域にわたって同時期に咲くのか、という理由に関しては、実はまだよく分かっておらず、多くの謎に包まれたままです。
が、その理由に関しては諸説あります。
たとえば、毎年種をつけると動物に食べられてしまう可能性があるため、ある年に大量に種を実らせて、子孫を残しやすくしているのだという説です。
また、長い年月をかけて地下茎(ちかけい)を伸ばして周囲の植物を排除(はいじょ)し、新たな種から生えた子孫たちが成長しやすい環境を作るためだという説もあります。
おわりに
「ニャー。一斉開花って、1980年代に活躍した男性路上パフォーマンス集団だよニャ」「それは、『一世風靡セピア』」

今日は、竹や笹が60年にいっせいに開花するのは何故かという話を書いてみましたが、いかがでしたか?
淡竹(はちく)は、直近で1908年前後に開花し、その後、2000年代に入ってから少数の開花が報告されています。
そして、2010年代半ばから一斉開花現象が目立ち始め、おおよその開花ピークは2020年代と考えられています。
また、園芸種として出回っている金明竹(きんめいちく)は、2019年春に突如(とつじょ)各地で開花し始めたということです。
これらの理由に関しては、いまだ謎に包まれたままですが、今まさに、私たちは竹の一斉開花現象に立ち会う貴重な時代に生きているようです。
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カテゴリ:[雑学]