Super源さんの雑学事典

寿司屋の湯飲みは何故大きい? - 寿司職人の合理的な意図が込められていた

寿司屋の湯飲み

寿司屋で出されるお茶。
湯飲み茶碗を見ると、マグカップ以上の大きさで、これはもうジャイアントサイズです。
寿司屋の湯飲みは、何故こんなに大きいのでしょうか?

寿司屋の湯飲みは何故大きい?


寿司屋の湯飲みが現在のようなジャイアントサイズになったのには、寿司の歴史との深いかかわりがありました。

時は、江戸時代に遡(さかのぼ)ります。
それまで、寿司というのは貯蔵(ちょぞう)を目的とした、なれずし、押しずし、蒸しずしが主流でした。
が、この頃になると、江戸前と呼ばれる握りずしが普及し始めます。

文字通り江戸前、つまり東京湾で採(と)れた新鮮な魚介(ぎょかい)を上に乗せた握りずしは、江戸っ子の間でたちまち人気になります。

握りずしは、もともと「早ずし」ともいわれ、早く、手軽に食べられる今でいうファーストフードのようなもの。
そのため、屋台(やたい)や街頭(がいとう)で売られるのが一般的でした。

さて、当時の寿司屋といえば、店主の寿司職人が1人できりもりしていたので、忙しくなってくると、お客のお茶のおかわりまで手が回らなくなってきます。
そこで考えついたのが、湯飲みを大きくすること。
まさに、苦肉の策です。
結果は上々(じょうじょう)で、商売繁盛。お茶のサービスが滞(とどこお)ることなく、寿司職人の手間を減らすことができました。

「やったね!」
商売繁盛

寿司屋の、あの大きな湯飲みには、実はこんな合理的な意図が込められていたのです。

おわりに


今日は、寿司屋の湯飲みは何故大きいのかという話を書いてみましたが、いかがでしたか?

今では寿司屋の湯飲みは大きくてアタリマエ。
あの粉茶の濃い味が寿司にピッタリ合っているばかりでなく、大きな湯飲みにたっぷりと注がれたお茶は、何というか寿司を味わうのに”絶妙な間”を与えてくれます。
もはや、寿司とは切っても切れない間柄になっていますね。

そうそう。寿司といえば、 助六寿司(すけろくずし)というのがありますが、この「助六」というのは、歌舞伎の十八番「助六由縁江戸桜」に出てくる遊女の名前に由来していました。

詳しくは以下の記事をお読みください。

巻き寿司といなり寿司のセットを「助六」と呼ぶのは何故? - 「助六」は歌舞伎の十八番「助六由縁江戸桜」に出てくる遊女の名前に由来

巻き寿司といなり寿司のセットを、「助六」と呼ぶのは何故なのでしょうか?「助六」は、歌舞伎の十八番「助六由縁江戸桜に出てくる遊女の名前に由来「助六」というのは、歌舞伎の十八番(おはこ)「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」に出てくる遊女の名前に由来しています。この狂言に出てくる助六の相手が「揚巻(あげまき)」で、「揚」が油揚げからいなり寿司、「巻」は巻き寿司をそれぞれ連想させることから、この寿...

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