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七味唐辛子の容器は、何故ひょうたん型をしている?

最近ほとんど見かけなくなってしまったものは、いろいろあります。
醤油(しょうゆ)やお酒の一升瓶、そして、七味唐辛子(しちみとうがらし)のひょうたん型の容器もそのひとつです。
七味唐辛子の容器は、何故あのような変わった形になったのでしょうか?
七味唐辛子の容器は何故ひょうたん型をしている?
今では、七味唐辛子といえば、瓶(びん)に入ってスーパーなどで売られています。
が昔は、主に専門店などで売られていました。
「ニャー。君は何故ひょうたん型をしているニャン」「そんなこといわれても、知らんがな」

さて、日本で唐辛子が広まったのは江戸時代の中期のことです。
この頃は、あちらこちらの神社やお寺の参道(さんどう)に、おみやげ用の唐辛子専門店が出ていました。
このような環境(かんきょう)で、道を行き交う人の目を引くために、ヒョウタン型の容器にしたのではないかといわれています。
つまり、見栄え(みばえ)のいい容器に入れて、目立たせたかったというわけですね。
またヒョウタンは、中のものを乾燥させて保存するのに最適な性質をもっていたから、という説もあります。
しかしながら、この点については、今日使われている瓶の容器で既に解決されています。
くわえて、ヒョウタン型の容器は、製造コストも高くなります。
そのため現在では、ひょうたん入りの七味唐辛子となると、縁日でおみやげ用に売られているものくらいのようです。
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