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コンコルド旅客機の首が折れているのは何故?

コンコルド旅客機は、機首の部分が折れたようなデザインになっています。
これは一体、何故なのでしょうか?
コンコルド旅客機の首が折れているのは何故?
コンコルドは、イギリスとフランスが共同開発した超音速旅客機S(ST; supersonic transport)です。
速度はマッハ2.2と、音の速さの2倍で、1976年(昭和51年)に就航(しゅうこう)を始めました。
ブリティッシュ・エアウェイズのコンコルド

写真はこちらからお借りしました。
このコンコルドは、鳥のくちばしのように長い首と、大きな主翼(しゅよく)が特徴です。
しかしこの長い機首は、離着陸時にパイロットの下方視界を遮(さえぎ)ってしまいます。
そこで、着陸時には12.5度、離陸時には5度、機首を下に折り曲げることで、パイロットの視界を確保する仕組みになっているのです。
おわりに
今日は、コンコルド旅客機の首が折れているのは何故かという話を書いてみましたが、いかがでしたか?
何か、呆気(あっけ)にとられるほど単純な理由でしたね。
コンコルドは、個人的にけっこう好きなデザインだったのですが、いつの間にかなくなっていました。
そこで、何故なくなったのか気になり、ちょっと調べてみました。
以下のような経緯があったようです。
2000年7月25日にパリのドゴール空港で離陸直後の墜落事故が発生。
この事故の調査を行なう中で、安全性に問題が生じ、一時コンコルドはすべて運行停止になりました。
もともと、騒音やら燃費が良くないことで人気がなくなってきたことと、2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロで、航空需要(こうくうじゅよう)に陰りが出たこともあり、2003年5月にエールフランス、同年10月24日にブリティッシュ・エアウェイズが営業飛行を終了、2003年11月26日のヒースロー空港着陸をもって、同日までに全機が世界の空から姿を消しました。
「長い首? もしかしたらボクのことを言ってるのかな?」


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カテゴリ:[雑学]