Super源さんの雑学事典

えっ? 「線路に砂利が敷いてある」のではなく、「砂利の上に線路が載っている」!?

線路_01

鉄道の線路を見ると、砂利(じゃり)が敷いてあるのが分かります。
しかし実は、線路に砂利が敷いてあるのではなく、なんと、砂利の上に線路が載っていたのです!

線路に砂利が敷いてあるのではなく、砂利の上に線路が載っていた!


こういわれても、にわかには信じがたいことでしょう。
というより、もしかしたら、

「あなた、突然何を言ってるの?」

と、眉をひそめる方がいらっしゃるかも知れません。
ということで、まずは論より証拠、以下のイラストをご覧ください。

線路の構造を示すイラスト
線路の構造 バラスト軌道
出典:http://www.tawatawa.com/denshanani/page021.html

どうでしょう?
線路が、完全に砂利の上に載っていますね。 おおっ!

鉄道の線路には、2つの部分があります。
「軌道(きどう)」と呼ばれる電車などの車両が行き来する通り道と、「路盤(ろばん)」と呼ばれる「軌道」を支える基礎部分です。

そして「路盤」の上には、「バラスト」と呼ばれる砂利(砕石)を一定の厚さに敷いた「道床(どうしょう)」という部分があり、その上に置かれた枕木(まくらぎ)に、2本のレールが締結(ていけつ)してあります。
これを「バラスト軌道」と呼び、一般的な鉄道の基礎部分は、このような構造になっています。

鉄道の線路に「バラスト軌道」が使われているのは何故?


それでは、鉄道の線路に、この「バラスト軌道」が使われているのは何故なのでしょうか?
その理由は4つあります。

1.特殊な材料ではなく、入手しやすいバラストを使うため、コストが安い
2.道床の上に敷かれたバラストがクッションと防音の働きをするので、この上を走る電車の乗り心地がよくなる
3.バラストが騒音を緩和(かんわ)するので、環境面においても優れている
4.土ではなく砂利なので、雨が降ったあとなどの水はけが良く、雑草が生えにくい

「バラスト軌道」は良いことづくめ?


ただ、この「バラスト軌道」も万能ではありません。
以下のような難点があります。

1.砂利のつき固め作業などに手間がかかる
2.道床は、電車の振動などにより、少しずつ崩(くず)れていく
3.崩れた道床をそのままにしておくと、レールの高さに歪(ゆが)みが生じる
4.歪んだレールをそのままにしておくと、乗り心地が悪くなり、最悪の場合は脱線事故に繋(つな)がる

要は、敷設作業(ふせつさぎょう)とメインテナンスに手間がかかるというわけですね。

そこで最近では、敷設に手間がかからずメインテナンスもラクな、スラブ軌道を始めとする「省力化軌道」に移行しつつあります。

スラブ軌道
省力化軌道 TC型&E型省力化軌道
スラブ軌道 スラブ軌道
出典:http://www.tawatawa.com/denshanani/page021.html

ただ、クッション性と防音性に関していえば、「バラスト軌道」に勝るものはないので、今後この方式がなくなることはないと思われます。

おわりに


「♪線路は続くよ~ どこまでも~♪」
歌う猫
出典:https://girlschannel.net/topics/1693363/

今日は、「線路に砂利が敷いてある」のではなく、「砂利の上に線路が載っている」という話でしたが、いかがでしたか?
これはビックリでしたね! オオッ!

「電車」が話題になるときというのは、通常線路の上を走る「車両」の方で、文字通り「縁の下の力持ち」である線路の技術については、ほとんど焦点が当たりません。
これはまさに「盲点」だった気がします。 ウーン。

ちなみに、線路といえば、枕木がつきものですね。
枕木は、近年コンクリート製のものが増えてきましたが、かつては木が使われていました。
さて、これは何という木なのでしょうか?

答えは、以下の記事をどうぞ。

枕木には、何の木が使われている?

線路の枕木には、何の木が使われているのでしょうか?枕木には、かつては栗やヒバの木が使われていました。が、今は…

参考にしたサイト
線路に「砂利」が敷き詰められているのはなぜ? | MONEY PLUS
https://media.moneyforward.com/articles/3501
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