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紅茶にレモンを入れると色が薄くなるのは何故? - 色が薄まるメカニズム

紅茶にレモンを入れると色が薄くなりますが、これは何故なのでしょうか?
紅茶にレモンを入れると色が薄くなるのは何故?
紅茶と緑茶。これら2つの葉っぱは、それぞれ赤と緑と、色がまったく違いますが、実はどちらも同じお茶の葉からつくられています。
では、何故こんなに色が違うのかといえば、その理由は製法の違いにあります。
紅茶の葉が赤っぽいのは、お茶の葉を発酵(はっこう)させる過程で、葉に含まれるカテキンが酸化して生じるテアフラビン(Theaflavin)という物質が原因です。
そして、このテアフラビンには、中性のときは赤くなり、強い酸性のときには色が薄くなるという性質があります。
この性質のために、紅茶にレモンを入れると、レモンに含まれるクエン酸に反応して、色が薄くなるのです。

紅茶にハチミツを入れると色が黒っぽくなるのは何故?
また、紅茶にハチミツを入れると、色が黒っぽくなります。
これは、ハチミツの鉄分が、紅茶に含まれる渋み成分・タンニンと結びつき、タンニン鉄となるためです。
そのため、鉄分の少ない色の薄いハチミツでは、紅茶に入れても黒く変化することはありません。

上記2枚の写真はこちらからお借りしました。
おわりに
「紅茶もおいしいニャンが、やっぱり、刺身が最高だニャー」

今日は、紅茶にレモンを入れると色が変化する理由を書いてみましたが、いかがでしたか?
実は、レモンで色が変わるものは紅茶だけではありません。
ハーブティー、ブルーベリーや紫キャベツ、黒豆の煮汁など、レモンで色が変化する食べ物はたくさんあります。
近くにあるスーパーなどで手に入るもので、色々と実験してみると面白いでしょう。
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カテゴリ:[雑学]