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サイの骨格標本に角がないのは何故? - そもそも骨がないため標本に残らない

サイの骨格標本には、角(つの)がありません。
これは何故なのでしょうか?
角がある哺乳類とその特徴は?
「おおっ! あれがサイという動物ニャのか?」「論理的に考えて、そうみたいだニャー」

写真はこちらからお借りしました。
哺乳類(ほにゅうるい)の中で角があるのは、主に草食性のサイ科、ウシ科、シカ科、プロングホーン科、キリン科の仲間です。
そのうち、鼻の上に角があるのはサイだけで、それ以外の動物は頭の上に1対の角があります。
そして、角自体にもそれぞれ特徴があります。
シカの角は骨と同じようなものでできています。
ウシの角・「洞角(ほらづの)」は、「角芯(かくしん)」と呼ばれる頭蓋骨(ずがいこつ)から突き出た骨の周囲を、皮膚(ひふ)や毛と同じケラチン質の「角鞘(かくしょう)」というさやが覆(おお)ったものです。
サイの骨はケラチン質だけでできている
ニッポンサイの骨格標本

写真はこちらからお借りしました。
さて、一方のサイの角は、人間の髪の毛と同じケラチン質(たんぱく質)だけでできています。
どう見ても立派な骨でできた角ですが、実は、角の筋の1本1本が毛なのです。
サイの骨格標本に角がないのは、そもそも骨がないために残らないからなのです。
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カテゴリ:[雑学]