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えっ? 「ウォシュレット」は「洗うトイレ」ではなく「洗いましょう」の意味だった?

日本生まれの温水洗浄便座(おんすいせんじょうべんざ)・ウォシュレット。
この商品の名前は、「ウォッシュ」プラス「トイレット」、つまり「洗うトイレ」という意味でつけられたと思いきや、実はそうではありませんでした。
「ウォシュレット」は、「レッツ-ウォッシュ」を逆さまにしたもの
今や温水洗浄便座は、日本ばかりでなく海外、特にアジアでの認知度(にんちど)も高いですが、この温水洗浄便座の代名詞ともいえるのが、TOTOの登録商標・「ウォシュレット」です。
この「ウォシュレット」という名称は、前述したように、「ウォッシュ(洗う)」と「トイレット(トイレ)」を組み合わせて作られた造語(ぞうご)のように思えますが、『世界一のトイレ ウォシュレット開発物語』(朝日新聞出版)によれば、「これからは洗う時代です。洗いましょう」と呼びかける「レッツ(Let's)-ウォッシュ(wash)」を逆さまにしたものだといいます。
命名のヒントは、「石橋」を逆さまにした「ブリジストン」の社名
「どう? ボクのトイレ。なかなかオシャレで、気に入ってるニャン」

写真はこちらからお借りしました。
ウォシュレットが発売されたのは、1980年(昭和55年)のことです。
この本によれば、「ウォシュレット」という名前は、当時、商品名を決めるための会議で、創業者(そうぎょうしゃ)「石橋」の苗字(みょうじ)を逆にネーミングしたブリジストンの社名をヒントに、「レッツ-ウォッシュ」を逆にしてつけられたということです。

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