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世界で最初にコンピューターウイルスをばら撒いた人物は誰?

コンピューターウイルス

世界で最初にコンピューターウイルスをばら撒(ま)いた人物は誰なのでしょうか?
答えを先に書けば、パキスタンでパソコン店を経営していたアムジャット兄弟です。

コンピューターウイルスとは?


コンピューターウイルス(computer virus)とは、コンピューターやソフトウェアに侵入(しんにゅう)し、データの破壊や改竄(かいざん)を行なうウイルスのことです。

コンピューターウイルスによる被害(ひがい)は、インターネットが普及した1990年代後半から急速に拡大。
動かすだけでコンピューターに問題を起こす「トロイの木馬」や、ただひたすら増殖(ぞうしょく)し続ける「ワーム型」、近年では、身代金要求型の「ランサムウェア」などが、広く知られています。

コンピューターウイルス第1号は?


さて、そのコンピューターウイルス第1号といわれているのが、1986年(昭和61年)にアメリカのハーバード大学で発見された、「ブレイン(brain)」です。
これは、パキスタンでパソコン店を経営するアムジャット兄弟(アムジャット・アルビとバシト・アルビ)が作った、5.25インチフロッピーディスクのブートセクター(ブートプログラムのコードなどが格納(かくのう)されている部分)を感染させるMS-DOS向けのウイルスでした。

5.25インチフロッピーディスク
フロッピー・ディスク

このウイルスは、フロッピーディスクの起動を遅くさせ、一部のメモリーを使用できなくするもので、当時、累計約10万枚ものフロッピーディスクが、このウイルスに感染したといいます。

アムジャット兄弟は、何故コンピューターウイルスを作った?


それでは、アムジャット兄弟は、何故コンピューターウイルスなどというものを作ったのでしょうか?

アムジャット兄弟は、パソコンの販売やメンテナンスを行ないながら、自作プログラムの販売をしていました。
が、彼らが開発・販売したソフトウェアが世界中でコピーされ、不正に使われていることに我慢がなりませんでした。

そこで彼らは、販売したソフトに、ちょっとした仕掛けを施しました。
彼らのソフトをコピーすると、起動しようとしたときに「Beware of this VIRUS. Contact us for vaccination.(このウイルスに注意。ワクチンについては我々にお問い合わせを)」といったメッセージとともに、そのソフトの著作権者であるアルビ兄弟の名前、Brain Computers Servicesの住所や電話番号などが表示されるようにしたのです。

ただしこのウイルスは、ユーザのデータを改変したりするような”悪さ”はしません。
なんとも、人を食ったようなプログラムですが、自分で「ウイルス」と名乗っており、ひとたび感染するとメモリーに常駐して、その後に挿入(そうにゅう)されたフロッピーディスクを次々と感染させていくなかなかやっかいな代物でした。

「コンピューターウイルス」という名前の由来は?


ウイルスが含まれたプログラムファイルは、「ウイルスに感染している」といわれます。
この感染したファイルを(多くの場合、感染していることを知らずに)複製することによって、ウイルスが広がっていきます。
このような、コンピューターに読み込まれたプログラムが、本物の(生物の)ウイルスと同様に増殖していくところから、「コンピューターウイルス」と名づけられました。

「よし、『にゃんにゃんウイルス2号』が、もうすぐ完成だニャン!」
コンピューターウイルスを プログラムする 猫
写真はこちらからお借りしました。

また、このようなコンピューターウイルスの感染を阻止(そし)したり、感染したウイルスを検出したりする技術をアンチウイルス (anti-virus) と呼び、それらを支援するソフトウェアをアンチウイルスソフトウェアやウイルス対策ソフト、ワクチンなどと呼びます。
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