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辞書にも載っている「ウザイガキ」とは? - 仏教語で「亡者」を意味する言葉

「ウザイガキ」と聞くと、若者言葉を連想するかも知れません。
ズバリ、「うっとうしいガキ」ですね。
しかしながら、この言葉には、実はきちんとした意味があります。
この「ウザイガキ」を漢字で書くと、「有財餓鬼」です。
まず、「餓鬼」とは、仏教の言葉で、生前の悪行のために、六道(りくどう)のひとつである餓鬼界(がきかい)に落ち、常に飢えと渇(かわ)きに苦しんでいる亡者(もうじゃ)のことをいいます。
そして、「有財餓鬼」というのは、その中でも、特に物を食べられる餓鬼を表わしています。
「あああーっ! 飢えと渇きで苦しいニャー!」

写真はこちらからお借りしました。
また、この言葉には他に、「財産を多くもちながらも強欲な人」「守銭奴(しゅせんど)」の意味もあります。
なお、この有財餓鬼に対して、わずかな食料もなく、まったく物を食べられない餓鬼は、「無財餓鬼(むざいがき)」と呼ばれます。
ちなみに、これは何でしょうか?

はい、そうです。
「うまい柿」ですね。【><】

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