Super源さんの雑学事典

「色鉛筆」が削った状態で売られているのは何故? - その意外な理由

色鉛筆

考えてみると不思議です。
普通の鉛筆は自分で削って使うのに、「色鉛筆」は既に削られた状態で売られています。
これは、何故なのでしょうか?

「色鉛筆」が削った状態で売られているのは何故?


「鉛筆」と「色鉛筆」。
この2つは、どちらも同じ鉛筆という名前がついてはいますが、芯(しん)を包んでいる部分の形や、芯を構成(こうせい)する成分など、いろいろな点で違いがあります。

具体的には、普通の鉛筆は上から見ると六角形ですが、色鉛筆の方は丸い形をしています。
また、鉛筆の芯は、黒鉛(こくえん)と粘土の粉末混合物(ふんまつ こんごうぶつ)を焼いたものですが、色鉛筆の芯の方は、蝋(ろう)と粘土と白堊(はくあ)などに絵具を混ぜたものです。
 

六角形の色鉛筆がないのは何故? - 強度を上げるためだった

普通の鉛筆も色鉛筆も、芯(しん)は丸いのですが、芯を包んでいる外側の木鞘(きざや)は同じ形をしていません。普通の鉛筆はたいてい六角形ですが、色鉛筆は、ほとんどが芯と同じ丸い形をしています。これは、何故なのでしょうか?六角形の色鉛筆がないのは何故?鉛筆の芯は、黒鉛と粘土の粉末混合物を焼いたものです。一方色鉛筆の芯の方は、ロウと粘土と白堊(はくあ)などに絵具を混ぜたもので、芯は太いものの、折れやすいのです。...

また、鉛筆で書いた文字は消しゴムで簡単に消せるのに対して、色鉛筆の方はなかなか消せません。
 

鉛筆は消しゴムで簡単に消せるのに、色鉛筆はなかなか消えないのは何故?

鉛筆は、消しゴムで簡単に消せるのに、色鉛筆はなかなか消えません。これは何故なのでしょうか?鉛筆が消しゴムで消せて色鉛筆が消せない理由は、製法の違いにあったこれは、それぞれの製法の違いから来ています。普通の黒鉛筆は、黒鉛(こくえん)と粘土を混ぜて、1000~1200度の炉で焼き固めて作ります。一方、色鉛筆は、色のもとになる顔料(がんりょう)の粉に、書き味をよくする蝋(ろう)、固めるための合成樹脂、合成のりなどを...

さて、これら鉛筆と色鉛筆の違いですが、今日は別の点から取り上げてみたいと思います。
販売される際、鉛筆の方は削(けず)られていませんが、色鉛筆の方はあらかじめ削られています。

これは一体、何故なのでしょうか?

「色鉛筆が削って売られているのは何故だワン?」「ウーン…。ママに聞いてみないと分からないでちゅ」
犬とお話
写真はこちらからお借りしました。

その理由は、意外なところにありました。
普通の鉛筆は、何本あったとしても、使うのは1本だけです。

しかしながら、色鉛筆の場合は、すべての色を同時に使い始めるため、使う前に買ってきた色鉛筆をすべて削る必要があります。
言葉で書くと簡単ですが、色鉛筆の場合、一般的に12色、24色と、まとめて売られていることが多いので、これは大変な手間です、
そのため、あらかじめ削ってあるのです。

つまり、「顧客(こきゃく)サービスの一環(いっかん)」というわけですね。
   このエントリーをはてなブックマークに追加  
関連記事

* Category : 雑学

* Comment : (0)

コメント









管理者にだけ表示を許可する