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タイヤのメーカーが、『ミシュランガイド』で飲食店をランクづけするようになったのは何故?


写真は、こちらからお借りしました。
飲食店の味やサービス、設備などを星の数で総合的にランクづけをする本・『ミシュランガイド(the Michelin Guide)』。
面白いことに、この本を発行しているのは、フランスのタイヤメーカーである「ミシュラン社」です。
そのそも、タイヤーのメーカーが、「食のお墨付き」を与えているのは何故なのでしょうか?
『ミシュランガイド』は、もともとドライバーのための道路地図だった
『ミシュランガイド』が、フランスで発行されたのは1900年(明治33年)のことです。
当時は、富裕層を中心に、娯楽としてのドライブが定着しはじめた頃でしたが、この頃の道路事情は粗末なもので、自動車の方も頻繁(ひんぱん)に故障していました。
このような状況下で、安心してドライブを楽しむためには、ガソリンスタンドはもとより、自動車修理工場の場所の把握(はあく)が必要不可欠でした。
そこで、タイヤの需要を見込みたいミシュランが考えたのが、自動車修理工場やガソリンスタンドを掲載した地図です。
ミシュランは、さらにそこにホテルやレストランなどの紹介を載せて、この地図の無料配布をはじめました。
これが、『ミシュランガイド』の起源です。
「ミシュランガイドは、オレも活用しているワン」

写真はこちらからお借りしました。
つまり、『ミシュランガイド』は、もともとは道路地図としての役割を担っていた本だったのです。

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