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千葉県の「上総」が、「下総」よりも南にあるのは何故?

関東地方の南東部にある千葉県は、古くは「上総(かずさ)」「下総(しもうさ)」「安房(あわ)」の3つの国に分かれていました。
北を上にした地図でその位置を表わすと、「下総」「上総」「安房」という並びになります。
それでは、何故上にあるのに「下総」、下にあるのに「上総」となっているのでしょうか?
その理由は、当時の政治の中心であった京都との位置関係によります。
つまり、京都に近い方が「上」で、遠いほうが「下」となっているのです。
コウモリ

「ねえみんな、『上が下』、『下が上』っておかしいよね?」
現在では、陸路だと「下総」の方が京都に近いですが、当時は三浦半島から「上総」のある房総半島(ぼうそうはんとう)へ船で渡る海路の方が一般的でした。
そのため、このように命名されたのです。

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