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そもそも「へなちょこ」とは何? - 明治時代の新聞記者・野崎佐分(のざき さぶん)の発言が元に

「このへなちょこめ!」
などと、未熟な人や、取るに足りない人のことを、あざけっていうときの言葉、「へなちょこ」。
この言葉には、一体どのような由来があるのでしょうか?
「へなちょこ」の語源は?

「このへなちょこめ!」 ビクッ!
へなちょこは、漢字で「埴猪口」と書きます。
へなちょこが漢字でこのように書くというのは意外ですが、その語源も意外で、明治時代の新聞記者・野崎佐分(のざき さぶん)がいった言葉が元になっているといわれます。
あるとき、野崎佐分は、山田風外らとともに、東京の神田明神脇にある「開花楼(かいかろう)」という料亭(りょうてい)に行きました。
するとそこに、店主が作ったという素焼きの猪口(ちょこ)がありました。
その猪口は、内部がお多福で、外部が鬼の面という、珍しいものでした。
そこで野崎は、この猪口で1杯飲もうと、酒を注いだ途端(とたん)、「ジュージュー!」と音がして、「ブクブク!」と泡が立ったかと思うと、酒が猪口に染み込んで減ってしまいました。
これを見た野崎は、あきれてこういいました。
「これは見かけによらない品だな、へなちょこだ」
「へな」というのは、粘土のことです。
つまり野崎は、この猪口は粘土で作ったものだから、「へなちょこ」といったわけです。
参考にしたサイト
へなちょこの語源は? | うんちく王・雑学王の豆知識大全集
http://goodboone.com/izime/education/post-193.html

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カテゴリ:[語源・由来]