Super源さんの雑学事典

えっ? マンガで有名な「亀有」は、もともと「亀無」だった?

亀有駅
亀有駅
写真は、こちらからお借りしました。

亀有出身の漫画家、秋本治による漫画作品「こちら葛飾区亀有(かめあり)公園派出所」の舞台としても有名な、東京の下町「亀有」。
ここ亀有は、江戸時代には既に交通の要所として栄えていましたが、ここはもともと亀有ではなく、「亀無(かめなし)」という地名でした。

「亀有」は、もともと「亀無」だった


亀無という地名の由来は、周辺の土地が「亀」の甲羅(こうら)のような島状の形を「成す」ことからつけられたということで、室町時代の文献(ぶんけん)からは、「亀梨」や「亀無」という漢字が当てられていたことが窺(うかが)えます。

しかしながら、1645年(正保(しょうほう)元年)に江戸幕府が正保国絵図(しょうほうくにえず)を作成する際、「なし」では縁起(えんぎ)が悪いという声が地元の人たちから上がり、「亀有」への変更を願い出たといわれています。

こちら葛飾区亀有公園前派出所

なお、マンガの「こちら葛飾区亀有公園前派出所」では、この地が作品の舞台として登場しますが、実際には、亀有駅の北口に亀有駅北口交番、「亀有公園」は存在するものの、「亀有公園前派出所」という名の交番は存在しません。

おわりに


今日は、マンガで有名な「亀有」は、もともと「亀無」だったという話を書いてみましたが、いかがでしたか?

亀有といえば、亀有香取神社(かめありかとりじんじゃ)もありましたね。
亀有香取神社は、開運や厄除け(やくよけ)、足腰の健康、そしてスポーツ勝利など多くのご利益がある神社として人気がありますね。
また、ここの神社は、噂によれば、脚に関するご利益もあるようで、女性にうれしい美脚のためのお守りもあるようです。
機会があれば、是非一度行ってみたいものです。(^^)
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