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演歌はもともと、自由民権の運動家たちが思想を歌に変えて歌ったものだった?

写真は、こちらからお借りしました。
日本人の心や情念などを、こぶしを利かせて歌い上げる「演歌」。
この言葉の語源は、明治時代の自由民権運動(じゆうみんけんうんどう)と関係があるのをご存知ですか?
当時、自由民権の運動家たちは、自由や平等の思想を広めるために、演説を歌に変え、歌ってその思想を説きました。
この「壮士演歌(そうしえんか)」と呼ばれた歌が、「演歌」の元祖なのです。
が、その後は時代の変遷(へんせん)とともに、この「演歌」からは政治色が消えていきます。
そして、酒や海、男女の情愛などをテーマに歌われるようになると、「艶歌(えんか)」と呼ばれるようになりました。
しかし、戦後には、「艶」という漢字が当用漢字に含まれていなかったことから、再び「演歌」に戻ったといわれています。

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カテゴリ:[語源・由来]